「ラミネート加工とは?」「ラミネーターとは?」という初めての方へ、ラミネート加工をする理由からラミネーターの選び方、ラミネート加工の豆知識までご紹介します。
初めてラミネート加工をする、ラミネーターを購入する方にとって最初に感じる疑問点をまとめてみました。
以下のリンクは初めてラミネート加工を行う方へオススメする用語の説明や、豆知識ページです。
屋外に使用したい場合の最適なラミネート加工
ポスターなどを屋外に貼りたい、使用したいときなどありますよね。そのときに気になるのが、紫外線による退色や、風雨による水濡れや破れです。そういった加工物の保護や美観の保持を行うためのラミネート加工を紹介します。
屋外で使用し退色を防ぐには、UVカット剤が含まれる
ラミネートフィルムを使用し、加工します。
紫外線に強く、退色を抑えることが可能で、長期使用を
想定しております。UVカット剤の含まれるラミネートフィルムは、
含まれないフィルムよりも少々価格があがります。
詳しくは、ラミネートフィルムのUVカットについてのページ をご覧ください。
パウチラミネートフィルムによって、
加工したいものをすべて包んでしまうように
ラミネート加工します。
パウチ加工はこのように加工物全体を覆うため、
水が入る可能性が低く、防水性に優れています。
想定しております。UVカット剤の含まれるラミネート
フィルムは、熱で圧着するので、加工物の周りにはミミができ、
一回り大きいサイズになります。
たとえば、A1サイズやB0サイズなど大きめのポスターを屋外向けで、
パウチ加工より安価なコールドラミネーターで作成したい…。
そのときにオススメなのが、合成紙とコールドラミネートフィルムの
組み合わせです。合成紙自体、水などに強い性質を持っているので、
印刷したいものを合成紙に印刷し、それにラミネート加工をすることで
丈夫なポスターを作成することが可能です。
パウチ加工よりも防水性は劣りますが、雨や汚れから印刷物を保護します。
★合成紙とは?
「紙」と書いてありますが、正確にいえば、合成樹脂(プラスチック)で出来た紙のことを言います。
本来、紙は木の繊維から作られるので水に弱いですが、この紙は合成樹脂から作られるので水に強い性質を持ちます。
身近な合成紙としては、「ユポ紙」と呼ばれる合成紙があります。選挙の投票用紙に使われる、一番身近な合成紙です。
合成紙にはそれぞれ水性用と溶剤用がありますので、お使いのプリンターに合わせてお求めください。
これで失敗しない!ラミネーターの選び方
たくさんあるラミネーターのどれが自分が行いたい用途に合うものかわからない。
そんなあなたのためにそれぞれのラミネーターの特徴をまとめました。ここから自分にぴったりのラミネーターを探してみてくださいね。
コールドラミネーターの一種。
ラミネート加工をするローラー部分、またはラミネート加工
する部分が60℃くらいまであたたかくなります。
低温サポートつきのラミネーターで、ラミネートフィルムを
温めることで、フィルムの接着面についている糊を
溶かし定着をよくする作用があります。
寒冷地では、温度の低下によりフィルムの糊が固まり、
定着が悪くなることがあります。
低温サポートつきのラミネーターはそれを防止します。
一般的なコールドラミネーターです。ラミネートフィルムを加工
する面が片面だけなので、片面ラミネーターとも呼ばれます。
使用するラミネートフィルムは薄いものが多くポスターなどに
ラミネート加工しても、巻いて保管することができます。
名前通り、熱をかけずローラーの圧着のみにより
ラミネート加工を行います。ラミネートフィルムの
加工面に糊がついているので、ラミネーターで圧着するだけでも
はがれることはありません。
パウチラミネーターよりも安価なのが特徴です。
一般的に多く知られているラミネーターといえば、
このパウチラミネーターです。パウチ専用のフィルムで
ラミネート加工したいものを挟み込みます。
機械で熱を加えてパウチフィルムを溶かし、
ラミネートをかけるのがパウチラミネートです。
加工したものはフィルムの特性上固くなるため、
強度を持たせたい時にオススメです。
A4サイズが一般的で、A4サイズより大きいものになると
お値段も高額になります。ロール式のラミネーターもあります。
どちらのラミネート加工もできる兼用のラミネーターです。
ロール式のホットラミネート加工が行えるので女性誌などの
表面にかけてある、PP貼りと呼ばれる
表面保護加工が可能です。
強度を持たせたパウチ加工も、
安価で柔らかくラミネート加工を行いたいなど
シーンに合わせて機能を使い分けたい方に向いています。
高機能なラミネーターが多く、大量に作成する場合など
本格的な活用にオススメのラミネーターとなっています。
必要なものを把握しましょう
オススメのラミネート加工を行う方で、一番人気のあるサイズはA1サイズまで対応のラミネーターです。
A4サイズや、A3サイズよりも大きめなラミネート加工を行いたいと、今までパウチラミネーターを使用していた方が、ステップアップとして選択することが多いためです。
家庭用や量販店で通常販売されているパウチラミネーターではA4サイズまで対応の機種が多く存在していますが、それよりも大きめなラミネーターは高額になります。そのため、A4サイズ以上のラミネート加工をもう少し安価に行いたい!と思ったお客様が、コールドラミネーターの導入を検討するようです。
初めてパウチラミネーターからコールドラミネーターに挑戦する方が、もっともよくご購入されているサイズ幅はA1サイズになります。このサイトで扱っているラミネーターとしては「GCL-650」などです。
こちらのラミネーターは、ラミネート加工幅が650mmなので、A1サイズまでラミネート加工、パネル貼り等ができます。
ご購入される方の主な使用用途、目的としては、ポスターのラミネート加工等です。シンプルな機能のもので、少ロット生産向けです。
そんなあなたのためにそれぞれのラミネーターの特徴をまとめました。ここから自分にぴったりのラミネーターを探してみてくださいね。
まずは自分たちの会社やお店などの今まで外注してきたものの内製化を行う際にご購入される方が多いですね。
その他のおすすめA1サイズ対応、また少し大きめのB0サイズから始めたい!そんな方にオススメな特集ページです。
◆アンダーフィルムについて
アンダーフィルムとは、基本的にラミネートフィルムよりも加工物が小さい場合に使用されます。
ラミネートフィルムの方が加工物よりはみ出ている状態でラミネートをかけると、ラミネートフィルムの糊がラミネーターのローラー部分にくっつき、汚れてラミネート加工がうまくいかなかったり、故障の原因となります。
そのため、ラミネートフィルムよりも小さい加工物をラミネートする場合は、アンダーフィルムを加工物の下に引いてラミネート加工を行うことが必須となります。
アンダーフィルムは糊がくっつかないようにしたり、加工物の保護のために使用される使い捨てですので、一度ラミネートフィルムと一緒に加工したアンダーフィルムはそのまま捨ててください。
「ラミネートフィルムよりも小さな加工物でラミネート加工をする予定がない」「まだ実際使ったことがないからアンダーフィルムを使うかどうかわからない」という方は、後でも購入できますので、アンダーフィルムのないセットのご購入をオススメします。
人気のあるラミネーターとフィルムの組み合わせをしていますので、初めてでもラミネート加工にすぐに取り掛かれる準備ができます。もちろん、それ以外のスタートパックもありますので、そちらもご参照ください。